現代はモノに溢れた時代です。
これまでの時代よりも生活水準は向上し、生活必需品だけではなく、便利なものからなんとなく欲しいものまで、色々なものが身の回りにあり、そして大量のものが生まれています。
そして同時にそれは、どんどんと有限な資源を消費しているということでもあります。
そんな今の時代の中で、要るものとは何だろうと考えました。
そして、「要らないものを使う」という答えのひとつにたどり着きました。
端材や廃材で作られた商品も、良いデザインだと認識されるようになりました。
素材としてリサイクル/アップサイクルされた商品を使うという考え方です。
それはとても良い傾向だと思います。
しかし、それらは商品になったときにリサイクル/アップサイクルのしくみはストップします。単発のサイクルです。
そこで、リサイクル/アップサイクルされた商品を使うのではなく、リサイクル/アップサイクルをこれから自分たちで行なっていくモノはどうだろうかと考えました。継続のサイクルです。
裏紙ノートは、自分たちで裏紙をノートにして使っていけるものです。
不要とされて捨てられる裏紙を、これから使っていくためのものです。
使っていくうちに、裏紙を使っている方がカッコいい。
そんな価値観が根付いていくことを望んでいます。